エスカレーターのひげそり
このブログは特に目的をなく書いているので日々私に起きた日常をなどに書いてみようと思う。
これは今日の朝の出来事だった。
朝いつものように最寄駅から電車に乗ろうとするとホームに向かうエスカレーターの手すりのところに電動の髭剃りが落ちていた。
まぁ実際落ちていたと言うよりは置いていたと言う表現の方が良いのかもしれないけれど、男性用のよくある髭剃りがエスカレーターの手すりの横に置かれていたのだった。
普段私も男性の髭剃りをそんなに見ないけれども、エスカレーターの手すりにある髭剃りはとても異色の存在だったので珍しく二度見をしてしまった。
しかも謎に電源が入っている状態でそこに置かれていた。
もちろんそれを触ろうと言う気はおきずそのまま電車に乗ったのだが、私には電車の中でずっとその髭剃りに対する謎な気持ちがわき起こっていたのだった。
そもそもなぜエスカレーターに髭剃りがあるのだろう。もちろん乗客が持ち込んだからと言う可能性が一番高いだろう。なぜこんなタイミングで髭剃りをしたんだろう。多分急いでいたんだろうと。それしか考えられない。じゃあなぜ急いでいたんだろうか。
やはり遅刻しそうだからそれしか考えられない。
私は、じゃあ遅刻しそうだとしても普通にひげをそらなくてもそのまま出社すればいいんじゃないかと思う。特に今はコロナ禍の中なのでマスクさえしていればヒゲは多少沿っていなくても目立たないんじゃないかと思う。実際私もアイラインとかは引くけれど口元の化粧とかはしない日もあるし、男性も多分そうなんじゃないのかなと思う。
じゃぁそんな中でなぜ急いでいる人がホームでヒゲを剃っていたのか?
考えられる理由は1つしかない。
それは私が人事だからと言うこともあるかもしれないけれど、結構自信を持って言えるのは多分面接前だったからである。
面接前でその面接に遅れそうだった人が急いでひげをそらなければいけないと言うことで、慌ててホームでヒゲを剃っていて中に電車が来たからその髭剃りをエスカレーターのところに置いて電車に飛び乗ったのだろうと想像した。
多分これはあっている。いや、そうに違いない。
もはや私はこの過程をとにかく誰かにどうしても話したかったけれど、さすがに会社の人たちにこの話をするのもちょっとどうかと思うのでどうしてもブログに書きたいと思った。
そんなことを思いながら電車に乗りオフィスの最寄り駅に着いた。
そこでふと思い出した。
そういえば今日朝一で男性との面接があったのだと言うことを。
そしてその男性はヒゲを剃っているだろうか。
もしかしたらエスカレータに忘れていた髭剃りの持ち主かもしれないそんなことを思いながら出社したのだった。